通訳なしの現地ワークショップに参加するにあたり、今回は一人ぼっちで過ごす覚悟はしていました。
もともと、一人で食事するのも、一人で旅行に行くのも、一人で時間をつぶすのも全然苦ではなく、一人のほうが気が楽だと思っているくらいです。
なので空き時間は(普段忙しくてできない)読書をしたり、トレッキングをしたり、(研究所内には瞑想する部屋もあるので) 瞑想したり、そういう一人の時間を楽しもうと思っていました。
しかし、いざ来てみると、一人でいることの精神的プレッシャーが大きすぎて、負けてしまいそうでした。
そんな自分を助けてくれたのは同じワークショップに参加していた日本人たちでした。
実は今回のワークショップは自分以外に3人の日本人がいました。
一人は、自分が「一緒に参加してわからないところを通訳して!」と頼み込んでいたエサレン在住の知人。(しかし、彼女はスタッフ枠なのでギリギリまで参加できるかわからず、むしろ人気のあるクラスなのでたぶん無理だろうという話でした)
二人目は、ふだん日本でペリー先生のワークショップをオーガナイズしている美香さんが、アシスタントとして参加していました。
三人目は、アメリカ在住の日本人。彼とはこの時が初見です。
この3人には、言葉の手伝いをしてもらったことも助かりましたが、それ以上に彼らの存在自体に助けられました。
言いたいことが言える、言っていることがわかるということは、思っていた以上に大事な要素でした。
研修後にアメリカ人知人と旅行に行くのですが、その人とは仲が良いものの、英語だと意思疎通が難しいことが多く、言葉ができる事のありがたみを本当に感じました。
そして、言葉と言う点だけでなく、この3人の人間性がとてもよく、人として本当に気持ちよく接することができました。
「自分一人でもいい」なんて強がっていたくせに、結局のところ、自分一人でいることに苦しめられ、人のありがたみを感じることとなりました。
自分が満たされている時は一人でもいいけど、自分が満たされていない時は人の力を必要とするのかもしれません。
人に助けられました。
[2回]
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