なんだかワインが飲みたくて、銀座のお店まで行ったのに満席でトボトボ帰ってきた加藤です。
こんにちは。今日も湿度が高いですね。
最近、取りつかれた不安の虫を追い払うように本を読んでいます。
濫読してます。
本屋で適当に買うのですが、しっくり来る本との出会いは少ないですね。
とりあえずの書評を。
「お坊さんだって悩んでる」
著:玄侑 宗久 文春新書
芥川賞作家であり住職である著者が、お寺の専門誌で連載していた「質問コーナー」を書籍化したもの。
掲載されている質問が、とてもお坊さんからとは思えないほど俗なというか日常的なものばかりで、仏教に馴染みのない私でも親しみを持って読めました。
いくつか引用してみます。
【問い】子供にお葬式の意味を教えるには何と言ったらよい?
【答え】お葬式は学校の卒業式のようなもの。
今までよくやったね、これからもがんばろうね、という節目みたいなものじゃないかな。
【問い】お賽銭箱のお金はどう使われるの?
【答え】あれは魔法の箱です。
【問い】お寺に定休日が合ってもよいか?
【答え】それはマズイです。
【問い】住職の跡取り息子が茶髪。どういさめるべきか?
【答え】なぜ茶髪が問題なのか、あなたにお聞きしたいくらいです。
もちろん、本の中ではこんな短文の答えではなく、しっかりと有り難いお言葉がたくさん書いてあります。
当たり前のことを当たり前のように説いてくれるこの本は、ちょっと自分の軸がぶれそうな時に読むのに良いと思います。
★★★☆☆ 3/5 かな?
「プロ法律家のクレーマー対応術」
著:横山雅文 PHP新書
不当な要求や嫌がらせを繰り返す悪質クレーマーに対しては、「顧客」とはっきり区別し、その見分け方、具体的な対策、法的対応などの有効な解決策を説明。
もちろん、今の僕にこういうクレーマーがいるわけでもなく、お客さん関係で悩んでいるわけではありません。
ただ、もし万が一こういうことが起こったときへの予備知識になるし、こういうことを知っておけば、悪質クレーマーを「予防」できるかなと思いました。
なので、「お客さん商売」だけに限らずあらゆる職種の方に読める本だと思います。
この本では悪質クレーマーをタイプに分けています。
・性格的問題クレーマー
→常識はずれの不当要求を当然のように要求します。
こちらが丁寧に説明をしても平行線にしかなりません。
・精神的問題クレーマー
→親切・丁寧な対応をすると、心理的に密着してきます。
できるかぎり型どおりの応対をして、密着されないようにしましょう。
・常習的悪質クレーマー
→理由のない返品や小額の賠償金を求めるタイプです。
具体的な事実を根掘り葉掘り聞いて、矛盾点を指摘しましょう。
・反社会的悪質クレーマー
恐喝を目的としてきちんと下調べをしてクレームをつけてきます。
早い段階で、弁護士・警察と対応をしましょう。
「悪質クレーマー」でなくても、一般の人間関係でも応用できそうですよ。
★★★☆☆ 3/5 かな
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