※※※エサレン研修記 その1※※※
サンフランシスコからチャーターバスで3時間ほど南下したビッグサーという街にあるエサレン研究所に行ってきました。
(最寄の大きな街はモントレーになります)
エサレンマッサージ資格認定コースは、基本的には1ヶ月間の合宿コースです。
僕達は日本で募集された団体なので、日本人だけのグループで、その1ヶ月分を3パートに分けて、最後のパートだけエサレンで受講しています。
この現地募集の合宿コースの参加者は、マッサージを仕事にしたいという人ばかりではないようです。
リトリート(日常から離れ自分を見つめなおすこと、みたいな意味かな?)のためにこの地を訪れて参加している人も多いようです。
温泉でお話した消防員をしていた50歳くらいの男性は、早期リタイアをしてやってきたそうです。
詳しいことはわかりませんが、日本だったら子供にお金もかかるし、老後のこともあるし、この年で引退なんて考えられないでしょう。
今後どうやって生活していくのか不安に思うのと同時に、そういうことができることをすごくうらやましく思います。
日本人グループでは男性は僕一人なので、個人参加の他の男性と相部屋です。
2段ベッドの4人部屋。
一人は、治療家でクラニオセイクラルに参加。
もう一人も同じくクラニオに参加で、ハワイでマッサージを教えていたという人です。
僕のつたない英語にも嫌な顔をせずにつきあってくれて助かっています。
僕はエサレンマッサージを学びに来ていますが、エサレン研究所はマッサージだけではなく「人間の可能性を追求しよう」という目的の元、心理的なワークショップなどが多くあります。
マッサージも治療的ではなく「今の自分の体の状態を確かめ、本来の動きを思い出そう」みたいな要素を強く感じます(これが正しい定義ではありません)。
エサレン研究所は海に面していて、大きな波の音が聞こえます。
硫黄臭のする温泉が湧いていて、海に面した露天風呂があります。
携帯電話がつながらないほどの田舎で、夜は満天の星空です。
参加者はほとんどが白人なのですが、みなさんはぬるめのお風呂が好きなようで長く浸かっています。
お風呂はquietと silentの二部屋に分かれていて、silentの浴室にはマッサージベッドが置いてあり、そこで有料マッサージを受けることもできます。
quietの浴室には露天風呂があり、日中は海、夜は満天の星空が見られ感動的です。
エサレン研究所から見える景色は、晴れの日も雨の日も霧の日も、朝陽も夕焼けも、いつもでも幻想的な良さがあります。
そして、星空は本当にきれいに見えます。
露天の温泉に浸かりながら見る満天の星空は格別です。
今まで見た中で一番きれいな星空はオーストラリアのエアーズロックだと思っていましたが、それと同じくらいです。
けどここに来て「ここが一番だ」という必要はないと思いました。
ここはすごくきれいだけど、きっと他では他のきれいさがある。
SMAPの「世界に一つだけの花」じゃないけど、ここにはここだけの良さがあるんだなと感じました。
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