英語が聞き取れないです。
バリ(インドネシアの)と思ったら、bodyだった
ヨガだと思ったら、yogurtだった
U2だと思ったら、youtubeだった
ネコだと思ったら、nickelだった
こんなことの連続です。
もうあまりにも英語ができなくて、どんどん悲しくなっていきます。
授業は午前と午後にありますが、それ以外の時間のクラスにも自由に参加できるものがあります。
太極拳(気孔)、ヨガ、ダンスなどに出ましたが、一番印象に残ったのが「ディジュリドゥメディテーション」
オーストラリアの民族楽器のディジュリドゥ(ディジュ)とベルとシンギングボウルが奏でられるなか、温泉に浸かりながらみんなで瞑想をするというクラスです。
浴室にはマッサージベッドがあるのですが、この時間帯にマッサージをするのは人気があるようでみなさん早くから場所取りをしていました。
みなさん、ディジュの音色をご存知でしょうか。
地響きのような重量感のある音が出ます。
ディジュの波長で共鳴してか、浴槽の水面や瞑想している自分の指にまで振動が来ます。
まさしく神秘的な時間と空間でした。
これはなかなか貴重な経験でした。
敷地内にガゼボという保育園があります。
なかには裸で走り回る子もいて、本当に開放的です。
そういえば研究所のお風呂も男女混浴、更衣室も共用でまったく隠したりしません。
ここがヒッピーとかヌーディストの流れを汲むところだからか、これが一般的なのかどうかわかりませんが、ここではこれが自然に行われています。
日本人の女の子たちはちょっと困っていましたが、僕は意外と平気でした。
ゲシュタルト療法のクラスがありました。
ゲシュタルト療法は心理療法の一つで、「あるものも視点を変えると違う見方できる」といようなものです(違っていたらゴメンナサイ)。
一つの絵だけど、向き合う女性に見えたりグラスに見えたりするという「ルビンの杯」というのが有名でしょうか。
エサレン研究所の歴史は1960年頃から始まりますが、ゲシュタルト療法は初期の頃から行われていました。
私にとってはエサレン=マッサージという認識が強かったのですが、来てみると心理学的なもの東洋思想的なものを多く感じます。
合計28日間のエサレンマッサージ資格認定コースは終了しました。
今後、半年後までにレポートの提出です。
エサレンを受講して、また、エサレン研究所に来れて本当に良かったです。
ここで学ぶことで僕は本当にマッサージが好きだということを再確認できたし、マッサージの奥の深さも感じられました。
研修の最初は、「この研修の終わる頃・エサレン研修所に行けば、エサレンマッサージを習得できるだろう」と思っていましたが、実際には全然そんなことはなく、ようやくスタートラインに立てた気分です。
まだまだ自分がエサレンマッサージを名乗るほどの実力はないし自信もありませんが、怖がらずに実践していくしかありません。
再来年の1月にアドバンスクラスがあるのでそれに参加するつもりですが、それまでに修行しておくつもりであります。
2週間も休みを取ってお客様には申し訳なく思いますし、正直言って金銭的にも厳しいものもありますが、人生においてすごく良い経験ができましたし、本当に自分は幸せです。
この頂いた幸せはみなさんにもおすそ分けをしなくてはバチがあたる気がします。
この恵まれた環境をもらえたことに感謝します。
※※※エサレン研修記 終 ※※※
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