岩手・花巻で開催された「心で触れるボディワーク」の2泊3日リトリートに参加してきました。
リトリートとは、「都会を離れて、自然豊かなところで、普段と違った勉強などをする」みたいな意味合いだと思います。(違っていたらすみません)
いくつかの理由があって、このリトリートに参加しようと思いました。
・「心で触れる」という言葉に強く惹かれた。自分のエサレンで足りていないのはこの「心で触れる」事だなと思ったこと。
・ここの主催者である鎌田麻里さんは長年エサレンに携わっているので、自分のエサレンの勉強にもなると思った。
・もともと花巻温泉旅行を企画していたのだが、震災で行けなくなってしまったので、いつか行きたいと思っていた。
・東北振興に役立ちたく、僅かではあるけど東北でお金を使いたかった。
リトリートのお昼休みは、近くにある大沢温泉のお風呂に入りました。
ここは自炊部があり、沿岸部からの避難所になっていました。
ここには僕の好きな「川沿いの露天風呂」があります。
開放感あふれる景色、やわらなか陽射しを浴びながら、東北ののんびりとした方言のおしゃべりを聞いていると、癒されます。
なかなか良いお風呂でした。
リトリート中で、こんなようなお話がありました。
もしかしたら自分の勝手な解釈違いがあるかもしれませんが、記します。
触れるというのは、触覚だけでなく固有感覚にも働きかける。
固有感覚とは、自分の体が今どういう状態なのかを判断する感覚のこと。
内側から感じる固有感覚は、いま自分がここに存在しているということへの意識につながる。
すなわち、「触れられる」ということは「自分の存在」に働きかけることになる(自己肯定)。
「触れる」ということは、(マッサージ)する側から(マッサージ)される側への一方的な行動ではなく、実は、触れた手のひらなどを通じて、する側もされる側の体に触れられている。
ということは、セッションはお互いに自分の存在に働きかけているのである(アウェアネス)。
「心で」「触れる」「ボディワーク」
「エサレンらしさってなんだろう?」
この壁には何度もぶつかり何度も答えを探そうとするが、見つからない。
このリトリートで得た答えの一つは、「終わった後の統合感と陶酔感」であった。
確かに、自分が受けたセッションの後は「自分の体が一つになったような」「心と体が一つになったような」「夢の中でさまよっているような」気分になる。
では、これらを出すにはどのようなセッションをすればよいか。
それは、エサレンの代名詞であるロングストロークにあるのかもしれない。
リトリートの後は、盛岡の繋温泉に行ってきました。
泊まったホテルは被災地への拠点になっているようで、機動隊が100人泊まっていました。
岩手の内陸部は見た感じでは震災の影響はそれほどないのですが、機動隊員を見て、被災地が近いのだなと感じました。
自分の生活が通常に戻りつつあると、ついつい震災の記憶も遠ざかっていきます。
それはある意味ではいいことなのでしょうが、今でも困っている人がいることは忘れてはいけないはずです。
機動隊員の方、お疲れ様でした。
そして、自分もなにかしらできることをすべきだと改めて思いました。
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