以前リラクゼーション屋さんで働いていた時の後輩が施術を受けにきました。
久しぶりの再開です。
彼は痛がりなのであまり強くはしないようにするつもりだったのですが、後輩ということでついつい調子に乗って強めにやってしまいました。
案の定、痛かったみたいで、あとから「痛かった」と聞いて反省するのでした。
もちろん痛がる様子を見るのを楽しむために痛がらせているわけではなく、必要だと思う場所に必要な圧を加えてるのですが、そうは言っても、本人が嫌がる痛みを与える必要はありませんし、なにより痛いのって嫌ですよね。
ごめんね、後輩君。
痛みっていろいろな種類があると思います。
「痛いけど気持ちいい」「不快な嫌な痛み」
「我慢できそうな痛み」「我慢できない痛み」
「鋭い痛み」「鈍い痛み」
「痛いけど、嫌じゃない」「嫌だからやめてほしい痛み」
「耐えられる痛み」「耐えられない痛み」
などなど。
簡単に言うと、「OKな痛み」と、「OKじゃない痛み」でしょうか。
それと、術者との人間関係もあると思います。
「この人にやってもらうなら痛くても我慢できる」というのもあるし
「この人(信頼がおけるわけじゃない人)にやられるのは嫌です」もあるでしょう。
体の触り方でも、安心できる触られ方と、不安になる(不快になる)触られ方があります。
圧の入れ方も、突然・早く押されると怖く感じますが、ゆっくり・丁寧に押されると意外と怖くありません。
要は、痛くするも痛くさせないも、不快にさせるもさせないも、術者の技量で大きく左右できるということです。
「揉み返し」や「痛いというクレーム」を必要以上に怖がると、必要な箇所を必要な圧で施術せず、無難な場所を無難な圧で施術することで「逃げて」しまいがちです。
それも「治療事故」を防ぐためには必要なことですし、それもある意味では大切なことです。
しかし、自分の技量を高めれば「無難に逃げる」のではなく「一つ違ったテクニックを提供」できるのです。
後輩との施術でそんなことを感じました。
痛いといってくれた後輩には感謝です。
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