私が施術で心がけていることの一つが「百発百中」です。
百発百中というのは、お客さんの施術中で「押すところ」「揉むところ」「ストロークする(流す)ところ」などの「施術中の動作」すべてが適切で、気持ちよくて、意味があるということです。
例えば、肩を押すにしても、少し場所がずれていたり、押す方向が違うだけでも、気持ちよくなかったり違和感があったりします。
(私はあまり早くは押しませんが)、ピストン動作のように「肩を10回押したうちの何回かが気持ちよいところに当たればいい」ではなく、「押すときは毎回が気持ちよいところに当てる」つもりでやっています。
また、例えば肩から腰に移るときに、オイルを使わない整体コースでは手を離して移動しますが、その間を極力短くして無駄な時間をなくすか、もしくは少し間を空けてお客さんに一息つく間を出すようにしています。
オイルコースではストローク(流すような動作)で移動できますが、その時もただ単に皮膚の上をオイルで滑らすのではなく、そこにある筋肉をしっかり意識し、浅い筋肉に働きかけるときは軽めに、少し深いところを狙うのならゆっくりと深めにストロークします。そうすれば「単なる移動」ではなく「意味のあるストローク」になります。
このように施術中のすべての動作に意味を持たせて適切にすれば、短いコースでも長いコースでも満足感が高められるのではと思っています。
この「百発百中」を目指して施術しているのですが、現実にはなかなか上手くできません。
どうしても、無駄な動作が入ったり、押す場所がずれたりしてしまいます。
なかなか難しいです。
今の自分は決して百発百中ではありません。
百発?中なのかわかりませんが、いつかは百中できるようにしたいと思っています。
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