エサレンマッサージアドバンスクラスのワークショップ(研修)に参加してきました。
今回のテーマはディープワークです。
筋肉は何層にもなっていて、浅いところ、中、深いところとあります。
ディープワークは、深い筋肉を狙ったり、筋肉に深く働きかけるテクニックです。
受ける感覚としては、ゆっくりと、ぐぅっと、という感じでしょうか。
講師のダニエラは、僕がエサレンマッサージ資格認定コースのパート3で教えてくれたということもあり、
2日間のワークショップのうち新しいテクニックよりは習ったことのあるもののほうが多かったです。
しかし、習ったからといってすべて身についているわけではなく、大事なポイントを間違って覚えていたり、忘れていたところを思い出せたり、再確認できたりと、とても有意義な時間でした。
ディープワークは、ディープに(深く)押すため、手のひらや前腕、肘を使って自分の体重をかけるように受け手(お客さん)を押したりストローク(流す)します。
上手く体重をかけられれば、力のない女性でもしっかりとした圧を相手に与えられますが、意外とそれが難しく、正しくやらないと、ふらふらとしたり、自分に負担がかかったりします。
自分も案外とてこずって、練習相手の小柄の女性に「もっと強く押しても大丈夫です」と言われていました。
先生が「ディープワークはハードワーク(大変な作業)じゃない」と言っていました。
そうです、力まかせに腕力でやるものじゃないのです。
美しく、涼しげな顔で行いたいものです。
僕たちが親愛の念を込めて「ダニエラストレッチ」と呼ぶテクニックがあります。
(ダニエラ先生自身はLeg Overと呼んでいますが)
仰向け時に腰をひねるような感じで脚を交差させるものですが、これをするときは途中で股関節が開くので、受け手(特に女性)に「ドレープ(タオル)がめくれて体が見えてしまうのではないか」という不安を与えてしまう恐れがあります。
ここでポイントとなるのは、実際にタオルがめくれて見えてしまうことではなく、見えてしまうかもと不安に思うことです。
(見えても平気と思っている人は不安にならない)
セッション中、気持ちよくまどろんでいたのに、突然ふと「あ、見えてしまうかも」という不安を与えてしまっては、それまでの気持ちよさが途切れてしまいます。
それは施術者も受け手も望むものではありません。
最初から最後まで、不安が邪魔することなく、気持ちよさが継続していて欲しいのです。
そもそも、脚を開くことに抵抗のある人には無理にこのようなテクニックはしないのですが、自分のテクニックとして不安にさせないドレーピングをできるようになりたいものです。
今回のワークショップは参加者が多く、初めてお会いした方も多かったです。
普段一人で仕事をしていると、どうしても自分の世界に閉じこもりがちです。
出会いや交流はいいなと思える時間でした。
[3回]
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