エサレン研究所に行ってきました。
今回で3回目です。
3回も同じところに行き飽きるかと思いましたが、全然飽きませんでした。
帰ってきた今もまた行きたいと思っています。
とても不思議な場所です。
エサレンに来る人は、年に数回など何回も来る人が多いようです。
近くに住んでいる人だけでなく、遠くからも来ています。
確かにそれもわかります。
1度行けばそれでいいというより、何度でも行きたい場所。
普段の生活で疲れたものを、リセットするような場所。
エサレン研究所はそんな感じがします。
エサレン研究所はとてもステキな場所です。
自然が豊かで、海があり山がある。
朝靄(もや)、夕日、星空がきれいに見える。
暑過ぎず寒過ぎずのちょうど良い気候。
温泉が湧いていて、集まってくる人みながいい人で、心も体もリラックスできる。
そんなところで滞在しながら自分の興味のある分野の勉強ができる。
エサレン研究所がそんないい場所だからといって、皆が行けるわけではないし、何回も行けるわけではない。
自分は3回も行けて本当に恵まれていると思います。
この恵まれた経験を、なんとか他の人におすそわけできたらと思います。
笑顔が他の人を笑顔にするように、エサレンの良さを感じてきた私が他の人に良い影響を与えられたらと思います。
それが自分の役割かなとも思います。
なかなか難しいですが。
僕が参加した今までは、日本人だけのクラスだけでしたが、
今回は現地開講のクラスに、日本人通訳が引率する日本人グループが混ざる形でした。
これがよかったです。
日本にいると日本人ばかり(同じような体型・傾向)ですが、外国人(といってもさまざまですが)と接し施術をし、良い刺激となりました。
そして今回は初めての先生でした。
教えてくれたビッキーは、
大きな子供のような、
子供を見守るお母さん(おばあちゃん)のような、
そんな包容力のある女性でした。
授業にも彼女のセッションにも、それが現れています。
授業で彼女はこんなことを言っていました。
「私がすること・教えることを全部できなくていい
自分で選択しなさい
相手に合わせて変えなさい」
自分で感じて・考えて・行動をさせる。
また、ワークショップ中に、ビッキーとペギー先生の二人同時のデモセッションもありました。
二人同時に行うから、同時には見えません。
だから、全部を見なくていいと言う。
「ソフトに見なさい」と言いました。
ビデオカメラで録画するように始終をきっちりと見るのではなく、
大きな流れを感じ取るように見る。
エサレンマッサージには、「こうしなさい」「こうしなきゃいけない」というのが少ないと思います。
もちろんエサレンで教えているマッサージには共通した哲学のようなものがあります。
それは踏まえているけど、教える先生によってかなり違う。施術する人によって本当に違う。
他の人に対して、「それは間違っている」というようなことは言わない。
「こうしたほうがもっといいと思う」ということはあっても、「間違いだ」なんてない。
それはまるで、親が子に人生の歩み方を教えているような気がします。
(僕には子育て経験はありませんが)
細かいことだけをアレコレ言うより、もっと大きな、人として大事なことを伝えるのが良い子育てなように、ビッキーも僕たちにそんな風に教えてくれた気がします。
なので、今回のワークショップでは、具体的なマッサージテクニックを習ったというよりは、マッサージに対する接し方を習った気がします。
心で感じて、心で触れる。
参加して本当によいワークショップでした。
[4回]
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http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/474/エサレン研究所 ビッキー&ペギーのワークショップに参加して