今回の訪米では、行きに飛行機乗継のためホノルルに立ち寄りました。
16時間だけのハワイ。
日本→ハワイもハワイ→サンフランシスコもどちらも夜行便なので、体力的にきつくなるかと思いましたが、実際にはなんとかなりましたし、一日とはいえ行けてよかったと思っています。
やはりハワイはいいですね。
ハワイに初めて行ったのは10年前。
ちょうど自分が前職の会社を辞めて整体学校に入る前の息抜き期間で、
オアフ島の自転車レースに参加するのが目的でした。
その時に知り合ったご夫妻がいます。
10年間一度も連絡を取っていなかったのだけど、
今回ハワイに行くにあたりダメ元でメールを送ってみたら、無事に連絡が着いて(しかも僕のことを覚えていてくれて)、お会いすることになりました。
「十年一昔」という言葉がありますが、自分にとっても彼にとっても大きく変わった10年であったようです。
彼は、ガンを患って手術をしその後の治療も克服したようで、その闘病の話を聞きました。
僕がのんきに10年間を過ごしている間に、いろいろと大変だったようです。
僕が整体の仕事をしている事、これからマッサージの研修を受けにいく事を話したら、
彼は一度もマッサージを受けたことがないということなので、施術をすることにしました。
普段の僕は、僕からマッサージを受けたいと思って来る人(お客さん)に対して施術をしますが、
今回の場合は、マッサージを受けたいと思っていたわけではない人、そしてマッサージがどんなものかも知らない人に対しての施術です。
なので、いつもとちょっと勝手が違うのですが、どうすれば一番喜んでもらえるかということを考えながら施術しました。
何をしようか考えましたが、こういうときは整体ではなく、やはりエサレンになってしまいます。
最初は「何をやられるんだろう」と不安の気持ちが見え隠れしていたものの、優しく触れていくことで安心してもらいました。
そして、安心している姿をみて、自分もその安らぎをおすそ分けしてもらいながらさらに優しく触れます。
からだにいくつかある傷跡をやさしく触れながら、「がんばったんだろうな」と感じて触れました。
普段の仕事では、「上手に」「効果的に」「代金をもらうに値するような施術を」と、ついつい気張ってしまいます。
しかし、この時は純粋に相手のことを思って施術をしていました。
けど、これが本来のあるべき姿なんですよね。
相手を思って触れる。
相手を感じながら触れる。
大切なことをハワイで感じて、行った甲斐があったなと思いながら施術をしていました。
[4回]
PR
http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/476/ハワイでの施術