今回の訪米では、サンフランシスコの北にあるハービンホットスプリングスというところにも行ってきました。
http://www.harbin.org/
名前のとおり、温泉が湧いているリトリート施設で、
都市から離れて大自然の中の温泉でゆっくりする場所です。
近くには(といっても80キロほど離れていますが)ワインで有名なナパがあります。
エサレン研究所と同様にワークショップも開講されているのでワークショップ参加が目的の方もいますが、今回の僕のように宿泊だけでも行けます。
僕がここを訪れた一番の目的はワッツを受けることでした。
ワッツ(watsu)はwaterとshiatsuの造語で、水中ボディワークと表現されます。
受ける感じとしては、水中のペアストレッチみたいな感じでしょうか。
ハービンはワッツ発祥の地。
過去に沖縄でも受けたことがありますが、本場のワッツを受けてみたいと思っていましたので、とても楽しみにしていました。
温泉プールで受けるセッションは、基本的に僕はただ身を任せてぷかぷか浮かんでいるだけです。
プラクティショナー(施術者)に、僕の手や足、腰や頭を、上下左右に動かされます。
そして、体を揺らされます。
優しく揺らされると緊張感が取れてリラックスします。
別世界に連れてこられたような感じです。
顔(鼻と口)に水がかかるのは怖いものです。
息ができなくなったり、むせたりしますから。
上手なプラクティショナーはそういう恐怖感を与えず、受けていて寝てしまいそうな、夢の中を彷徨っているような、そんな気分になります。
体を通じて心に働きかけているという点で、ワッツはエサレンマッサージに共通するものを感じます。
激しく大きく揺さぶられた後に、胎児のように小さくなりながら優しくおだやかに浮かんでいると、やすらぎを感じます。
また、優しく触れられることは「大事にされている」という安心感も得られます。
僕たちは普段の生活で、ヒトから身構えたり、ヒトにオープンにしたくないことを抱えています。
本当はそんなに隠す必要がないのに、どうしても隠して生きています。
そんな「呪縛」から開放されたら、すごく気持ちが楽になります。体も楽になります。
人間の体の中で、首、腹、内股などは、力が入りやすい部分です。
命に関わるところですし、本能的に「守らなくては」と思うのでしょう。
自分が施術をしていても、こういう部分に力が入っているお客さんにはよくであいます。
しかし、本能的に「今は安全だ」と思わせられたら、無防備だけど、すごく開放されている状態にできます。
力が入りがちな首や腹・内股なども、だらんと脱力します。
僕がここでワッツを受けていたときはまさしくそんな感じでした。
すっかりプラクティショナーに身を委ねていました。
ハービン内は撮影禁止でした。公式HPに画像がありますので、そちらをご覧ください。
http://www.harbin.org/photos/[1回]
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http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/484/Watsu体験記@ハービン