今回の訪米旅行記もこれで最後です。
エサレンワークショップの最終日は、外で行われました。
芝生の上に敷かれたシーツに寝て、まずは自分でゴロゴロします。
夜露の降りた少しひんやりとした芝生、
青い芝と土の香り、
海から吹いてくる乾いた風、
カリフォルニアの力強い陽射し、
そんなものを感じながらゴロゴロしていると幸せな気分になります。
横向き、上向き、うつぶせ、縮まったり、大の字になったり。
楽しくて、気持ちよくて、自分でアチコチに向きを変えます。
そして次は、ペアを組んで、寝たままの相手を動かします。
力づくで持ち上げたり動かしたりするのではなく、相手の体重やトルクを上手く使います。
マッサージをしつつ、合間に少しづつ体の一部を動かして行き、向きを横向きから仰向けに変えたりします。
なかなかこれが楽しい。
うまくいかないときもありますが、そのうまくいかない姿勢が意外なところをストレッチして気持ちよかったり、普段とは違う体の動きを楽しんだりもできます。
C-Jay(といってもわかりませんね、ごめんなさい。エサレンのマッサージクルーです)の芸術的な体位変換や、ワッツの動きに共通するものを感じました。
エサレン研究所の後に立ち寄ったサンフランシスコでは知り合いにマッサージをしました。
友達の家なので普通の就寝用ベッドです。
その友達は実は夜勤明け。
眠そうにしていて、マッサージを始めたらすぐに寝始めてしまったので、
寝てるのをいいことに、ワークショップの最後にやったことを思い出して、ころころ向きを変えて遊んでいました。
その友達は寝ているので自分では一切動こうとしません。
だから力学的に正しい動きをしないと体の向きは変えられません。
しかもあまり無理な姿勢を続けると、(寝ぼけながら)嫌がって向きを戻したり、起こしたりしてしまいます。
ほとんどマッサージと言うより、「向き変え」ゲームみたいでした。
けど、終わった後にその友達に感想を聞いたら、「向きを変えられてるのは楽しかった」と言ってくれました。
お金をもらう仕事での施術では、なかなかこうは遊べません。
たまには遊ぶことも必要ですね。
今回でサンフランシスコを訪れるのは3回目ですが、実は過去には桟橋(ピア)のほうで食事をしたくらいで、ほとんど出歩いていません。
3回目にして初の観光です。
といっても、ダウンタウンのホテルから歩いてフェリーターミナルに行き、ファーマーズマーケットを見てきただけです。
エサレンのあるビッグサーのような大自然から来ると、かなりの違いを感じます。
いろんな人がいて良い意味でも悪い意味でもサンフランシスコは都会ですね。
SFではハンバーガーとピザを食べました。
「アメリカは食事がおいしくない」という意見も良く聞きますが、自分は今のところおいしいものによくめぐり合っています。
ハンバーガー、大好きです。
[2回]
PR
http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/486/サンフランシスコにて