12日間の休みを取ってハワイに行ってきました。
期間中に施術をご希望の方にはご迷惑をおかけしてすみませんでした。
いつもと違い、今回は有料のワークショップ(マッサージ研修)には参加しませんでした。
ハワイ島でワークトレード(庭仕事をする代わりに泊めてもらう仕組み)に参加しつつ知人訪問兼マッサージ練習をし、その後カウアイ島に移りここでも知人訪問兼マッサージの練習という行程でした。
今回は、ハワイまではマイル無料航空券で、ハワイ島では格安で滞在できたので、総予算はかなり少なくすみました。
経験はお金では換算できないとは言え、お金が必要なのも事実。すごく助かりました。
ワークトレードとは、庭仕事や農作業などその家の仕事を手伝う代わりに無料や格安で泊めてもらう交換システムです。
日本ではあまり聞きなれないですが、アメリカではよくあるようです。
今回は、ハワイ島でロミロミやフラのワークショップをオーガナイズ(企画)している恵子さんという方のワークトレードに参加しました。
結論から言えば、参加してとてもよかったです。
1日のうち、午前か夕方の涼しい時間に働き、それ以外の時間は自由時間なので観光に出かけたりしたのですが、労働の疲れ取りや洗濯・ご飯(僕は食器洗い係でしたが)などで、一日中それなりに忙しく過ごしていました。
作業自体は草を刈ったり株を掘ったりという単純作業なのですが、とにかく体力を使うことと根気が必要。
たかが数時間働いただけでくたくたです。
機械を使えば簡単にできるのでしょうが、昔の人はこうやって開墾をしていたかと思うと頭の下がる思いです。
ここでは有機農法なので農薬も使いません。除草剤を使えば簡単なんだろうなと汗だくになりながら思いました。
今まで軽い気持ちで「できれば有機野菜がいいな」などと思っていたことがこんなに大変なことだとはつゆ知らず。浅はかな自分でした。
もちろん、有機農法や減農薬なくても、通常の農作業だけでも大変な手間を掛けて作物を作っていることでしょう。
今までスーパーで「これは高い」「こっちのほうが安い」と値段だけで考えていたことを強く反省しました。
自分たちが生きるために必要な食料を大地から得るために働くということは、都市生活者がお金のために働くのとは違う。
どちらがいいとか悪いとかいうことではなく、労働とはなんぞや?みたいなことを考えさせられました。
この歳にして、社会勉強をさせてもらいました。
農作業には、鍬(くわ)などの用具を使うのですが、体の使い方がわかりません。
本来は力学的原理を使って効率よく行うものなのに、どうしても自分の体力を無駄に使ってしまいます。
年のいったおばあちゃんでも畑仕事をしているのだから馬鹿力は必要ないと頭ではわかっていても、無駄に筋肉を使ってしまいます。
おかげで、初日の翌日はこの上ない筋肉疲労でぐったりしてしまいました。
この疲労感を味わえただけでもハワイ島に来た甲斐があったというものです。
恵子さん宅の本棚にアレクサンダーテクニークの本があったので、だらけながらぱらぱらと読んでいました。
アレクサンダーテクニークとは不必要なのについ行ってしまう筋肉の緊張を解く方法です。
滞在中に全部読みきれなかったので、買って続きを読むつもりです。
筋肉の使い方は奥が深いものです。
(滞在記、続く)
[2回]
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