リンパドレナージ(ドレナージュ)やリンパマッサージについて簡単に説明します。
リンパドレナージとはリンパ排液マッサージ療法のことです。(ドレナージとは排水、排液という意味)
血液は、動脈として心臓から体の末端に流れ、静脈として心臓に戻ります。
その帰り道は静脈のほかに、血液の一部がリンパ液となりリンパ管を通るルートもあります。
血液に比べリンパ液はかなりゆっくり流れます。
リンパ節という関所のようなところがあります。
(リンパには病原菌と戦う機能があり、リンパ節が腫れるのはそのためです)
乳癌患者が治療のために腋窩リンパ節(わき)を切除してしまうと、ひどい腕のむくみが起こります。
リンパ節の手前の部分のリンパ管の流れが悪くなるからです。
このような時の治療方法として、リンパドレナージは行われます。
リンパ液は最終的に静脈に流れていきます。それを補助するのがリンパドレナージです。
リンパ液の流れる速度はゆっくりなので(リンパ管分節の収縮の頻度は安静時で1分に6回)、ゆっくり優しく流すように施術します。
それに対して、「リンパマッサージ」と言われるものは特に治療とするものではなく、エステなどで美容的に「むくみ」を解消するのを目的としていることが多いようです。
こちらの手順はリンパドレナージに近いものや、リンパ液の「ポンプ役」である筋肉にアプローチするものなど、さまざまのようです。
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