映画を見てきました。
今年2本目の映画です(たぶん)。
「恋するリベラーチェ」
ゲイのピアニストのお話です。
映画自体は「まあまあ」って感じでしたが、なんだかんだでいろいろと考えさせられる映画ではありました。(辛口でスミマセン)
ハリウッド映画みたいなドハデな演出がなかったぶん、ストーリーが入ってきたのでしょう。
(ネタバレになるかもしれませんが)、僕が気にかかったのは、心配する養父母のシーンと麻薬中毒になるシーンの2つ。
恵まれない家庭であったマットデイモンは家を出て養父母に育てられるが、主人公のリベラーチェ(マイケルダグラス)と生活するために家を出る。養父母は愛情を持って育てたものの実子ではないというどうしようもない要素に、養父母は自分達に罪悪の念をもってしまったのではと僕は感じました。
映画の本筋ではない短いワンシーンですが、そこだけで十分に悲しくなってしまいました。
そして、映画の後半でマットデイモンは麻薬中毒になってしまうのですが、麻薬中毒というのは見ていて本当に心苦しくなります。
周りにいる人はつらいし、中毒症状にある時は本人もつらい状態。
もちろん、誰が悪いかといえば本人が悪いのですが、麻薬に依存してしまう状況になければ本人も手を出さずに済んだのにとも思います。
麻薬を含め多くの依存症は、なってしまったのを治すのは大変。ならないようにするのが最善の策。
そんな悲しい気持ちで映画を見ていました。
その後、お友達たちとランチをしました。
百貨店の上層階にあるお高めなレストランで、ランチのコースで2千円。(サラダ、パスタ、コーヒー)
普段あまり高級なものに縁が無いので、ランチで2千円というのはよっぽどステキなんだろうなとちょっと期待したのですが、全然たいした事ありませんでした。
味や量はまあこんなもんかなという感じですが、サービスがイマイチ。
上客扱いしてくれとは思っていませんが、とても心のこもった接客とは思えませんでした。
「こういうところは場所代で高いのよ」と友達は言っていましたし、実際に僕もそうだと思います。
結局のところ、2千円だからちゃんとしたサービスで千円なら適当でも仕方ないではなく、2千円でも千円でも良くないサービスを受けたら僕はたぶん不快になっていたと思います。
だって、材料費や家賃はその店によって変わりますが、サービスは気持ちさえあればできるものですから(教育費に金がかかるというのはわかりますが)
現に、そのあと飲みに行ったコーヒー1杯250円のチェーン店では、席は狭いものの、心地よく過せました。
自分の接客もまだまだですし、自分のことを棚に上げて人の事をいうのも良くないことですが、やはり人の動作は気になってしまいます。
モノを置く、モノを渡す、何かを言うなど一つ一つの動作に心を込めることはできます。心を込めずにテキトウにすることもできます。
受け手は、その「心のこもった」「心のこもっていない」動作を感じてしまうことがあるのです。
もちろん技術的にうまくできるということも大切ですが、それに接する気持ちはもっと大切なだと思います。
逆に、技術がイマイチでも、気持ちが十分に伝わってきたらそれで満足できることもあるのです。
あそこの店員さんは心を込めて料理をサービスしてくれていたのかなと思いました。
それと同時に自分もきちんと心を込めてサービスできているかなと自省もしました。
[2回]
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