今回のハワイ島でのワークショップ滞在先は、壁一面が開いている建物でした。
風が吹き抜け、室内でありながら外の空気をそのまま感じられます。
夜は肌寒くなるのですが、服を着れば過ごせる気温なのがハワイのいいところです。
ハワイというと常夏でいつでも暑いイメージがあるのですが、この滞在先はむしろ「涼しい」くらいです。
何をするにも快適な気温なのですが、一つだけ残念なことに、オイルマッサージで服を脱ぐには夜だと寒いくらいになってしまいます。
今回のワークショップ参加者はロミロミ経験者がほとんどで、エサレンを知らない人も多かったので、試しにと施術をしました。
ただ、裸だと寒いので着衣のまま行いました。
着衣のエサレンはうまくできるか疑問でしたが、やってみるとロングストロークも意外とうまくいきました。
普段、下着を外した状態だと、いくらタオルをかけていても「見えたらどうしよう」という不安がおこり施術に集中できない恐れもあるのですが、着衣だとそれがないので、安心して施術を受けられたようです。
二人に施術をしました。
普段のお客さんの時と違い、「肩がこる」や「腰が痛い」みたいな症状はなかったので、好きなようにやらせてもらいました。
僕に(普通のマッサージではなく)「エサレン」を期待していると思ったので、自分なりに「エサレンらしく」やってみました。
けど、この「エサレンらしく」というのが難しい。
何を以ってエサレンらしくなるのか。
ロングストロークがあればエサレンなのか。波のリズムならエサレンなのか。
いやいや、もちろんそんなことはありません。
そういう技術的なことより、施術に対する心構えがもっと大切だと思いました。
「受け手(相手)のことを感じる」
マッサージをしてる時は、手や腕を通じて受けてのことを感じていました。
「優しくしてほしい」
「いたわってほしい」
「少し、心を休ませてほしい」などなど
テレパシーがあるわけではないので、受け手が実際にそう思っていたかどうかはわかりませんし、後から確認をしたわけでもありません。
今、その時に、相手がどういう心境なのか感じることが大切と思って施術しました。
施術後の、受け手の一人の感想は「おもしろかった」でした。
あはは。
そんな予想外の答えが返ってきて僕も面白かったです。
きっと悪い意味ではないと思うのでヨシとしましょうか。
[1回]
PR
http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/602/着衣でエサレン 【ハワイ訪問日記(7):余談編】