エサレンを受けに来てくれたお客様からメールを頂きました。
「自分は以前に瞑想をしていました。今回のエサレンで深い瞑想状態になるのを期待していましたが、そのレベルには達しませんでした。」
私はエサレンマッサージの資格認定コースで、毎日朝に瞑想をしていました。
しかし、いろいろ思い浮かんでくることを消し去ろうとするのが精いっぱいな瞑想でした。
瞑想は何のためにするのか、どういう効果があるのかというのは、(説明は受けたものの)しっかりと理解はできず、そして瞑想状態とはどういうものかを自分が実感することもありませんでした。
このお客さんは「私(加藤)の施術が下手だとかではなく、受け手である自分の問題」だと書いていましたが、このメールのやり取りで「瞑想状態とはなんだろう」と改めて気になり、調べることにしました。
インターネットで少し調べただけなので、情報が正しくないかもしれません。詳しい方がいましたらご指摘お願いします。
瞑想をすると「深い瞑想状態=変性意識状態」になるそうですが、この時に脳内伝達物質が多く分泌され「ハイ」になって気持ちいいのだそうです。
変性意識状態とは、普段自覚している顕在意識ではなく、自覚していない潜在意識にアクセスしている状態のこと。
「非日常的な意識」や「通常ではない意識」になるそうです。
変性意識状態に入ると、「すごい神秘体験」と感じる人もいるようですが、多いのは「寝ているような起きているような、睡眠と覚醒状態の狭間のような」と感じるそうです。
変性意識状態に入る為には、まず体の緊張を取る必要があるそうです。
体が痛いとか不快だとかいう状態は、脳が体に信号を送っている状態であり、心ではなく体のほうにも意識が向けられてしまうからだそうです。
瞑想と言えばヨガですが、日本でも一般的なハタヨガは瞑想法の準備段階のようなもので、筋肉ストレッチや呼吸法などで瞑想に耐えられる肉体に訓練するものだそうです。
そういわれてみれば、最後のシャバーアーサナ(しかばねのポーズ)では、寝ているような起きているような夢うつつの状態になっているような。
とあるサイトで、変性意識状態に入る方法としてマッサージが挙げられていました。
(引用開始)
変性意識状態に入る努力不要な方法は、まず温泉などで体の芯から暖まり、十分ゆるんだと思った状態でマッサージやストレッチを受ける事です。
専門家のマッサージを受けている状態では恐らく眠気を感じ、意識のレベルは起きている状態と眠っている状態の境目くらいになっているハズです。
施術後直ぐに特殊音源や明滅する光をぼう・・っと「見るでも無し」に見ていると唐突にいつもと違う感覚に落ち込みます。
これがいわゆる変性意識状態です。明らかにいつもと違う感覚なので、よほど鈍い人でも気づくはずです。
深く変性意識状態に入り込むとリアルに「幽体離脱」の感覚までも味わう事が出来るでしょう。
(引用終了)
http://rosemali.com/category4/entry21.html
確かにマッサージを受けていると「起きている状態と眠っている状態の境目」くらいになることはあります。
これが変性意識状態の入り口なのかどうかは私にはわかりませんが、興味深いところです。
エサレン研究所がニューエイジやトランスパーソナル心理学と深く関わっていることから、そういう意味合いをエサレンマッサージに持たせていることは考えられます。
私のエサレンマッサージの目的は深い瞑想状態(変性意識状態)に入ることではありません。しかし、エサレンマッサージと聞いて私の施術を受けに来てくれるのなら、それに応えられる技術は備えておきたいです。
自分が学ぶべきことをまた一つお客様から教えていただきました。
エサレンの道はまだまだ続きます。
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http://oil.blog.shinobi.jp/Entry/645/深い瞑想状態