日本ではめったに乗らない(乗れない)タクシーですが、台湾ではよく乗りました。初乗りが200円ちょっとですからね。助かります。
夜市に出かけ帰る時も、急に雨が降ってきたのでタクシーに乗りました。歩いて帰れる距離ですが、200円ちょっとで濡れずに帰れるのなら躊躇はありません。
「基本的には安全とはいえ、念のためにタクシーには気を付けましょう」とはよく言われることですが、この夜に飛び乗ったタクシーは、今までとはちょっと違う雰囲気の運転手さんでした。
「○○通りの○○ホテルまで」と言っても返事がありません。
僕の発音が悪かったのかと思い、再度言って念を押しても何やら怪しい感じです。
「しまった。急な雨で、流しじゃなくて止まっている車を拾うのって、危ないパターンだ」と思ったものの、もう動き出したので仕方ありません。
何事もないことを願うだけです。
車はホテルに着き、初乗りで済んだようで70元。しかし運ちゃんは90元と言います。メーターを見ても70と表示。
僕がメーターを指さして「70元じゃないんですか?」と聞くと、運ちゃんが「夜11時過ぎているから」とぶっきらぼうに言います。
そうなの?騙してんじゃないの?と思いつつも、素直に90元を払ってきました。もし本当だったら疑って悪いし、たかだか20元騙されたとしても60円だし、そもそも70元なら100元札で出してお釣りはチップにするつもりでもあったからです。
気になったので、ホテルに戻ってネットで調べたら、「23時以降は深夜料金で+20元。古いタクシーはメーターに加算されず」。
ああ、よかった、あの運ちゃんにつっかからなくて。
日本でも海外でも、世の中には残念ながら騙す人がいます。
騙す人が悪いのはもちろんですが、騙される人が不注意だったという場合もあります。注意していれば騙せれることを防げる可能性はずっと高くなります。
人を疑わなくてはならない時もあるかもしれませんが、できれば人を疑わずに済むようにしたいものです。そのためには、自分が正しい知識を持ち正しい判断ができることでしょうね。
けど、もしあの運ちゃんが悪い人で、すごい遠回りされた上に値段をぼったくってきたらどうしていたでしょう。そうならずによかったです。
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