映画「サウンドオブミュージック」を観てきました。
あの、名作映画のです。
以前に観たことあったかと思いましたが、初めてでした。
サウンドトラック盤を持っていたので曲は馴染みがありましたが、ストーリーは知らず、まさか最後がナチスの話になるとは思いませんでした。
「名作」と言われるだけあってよい映画でした。楽しい3時間(弱)でした。
この映画は聞き覚えのある有名な曲がいくつも使われています。
「ドレミの歌」、「エーデルワイス」、そして「マイフェイバリットシングス」。
この曲を聴くと京都を思い浮かべてしまいますね。
http://youtu.be/0IagRZBvLtw
調べ物があったので、池袋のジュンク堂書店に行ってきました。
大型店なので専門書の扱いも多くとても頼りになります。
買うと決めている本ならネットでも買えますが、「こんな内容について書かれた本はないかな」と探している時はやはり中身が見える本屋さんに行きます。
専門書のフロアは真剣に本を選んでいる人たちがたくさんいましたが、(その時たまたまかもしれませんが)雑誌コーナーは閑散としていました。本屋の雑誌コーナーは立ち読みの人で溢れてるイメージだったので意外でした。
「雑誌不況」と言われています。雑誌を買う人がかなり減っているようです。
自分も以前はよく雑誌を買っていましたが、最近はいつ買ったのか思い出せないくらいです。
今まで雑誌を読んでいた人やその時間は、インターネットに移っていったんでしょうね。
少し残念ではありますが、世の中の大きな流れなのでしょう。
「流れ」ということでは、世の中にはこれ以外にも大きな流れがあると思います。
不況の時は激安が流行り、好況の時は高級品が流行る。
昔は、冬になると皆がスキーしていたし、夏になると日焼けをしに海やプールに行っていた。
少子高齢化のような何十年も続く大きな流れもあれば、韓流ブームのように数年というのもあるでしょう。
流れを読み、流れに乗るというのはある意味で大切な事だと思います。
ビジネスは流れに乗ったほうがうまくいきやすいですし。
ただ、流れとは関係なく「これがしたい」と思うこともあるはずです。
例えば、スキーブームが終わった今でもスキーが好きな人はいます。最近のスキー場は集客できずに経営が厳しいようですが、スキーが好きな人は今でも行きます。
ブームに乗ってなんとなく来た人目当てのスキー場ではやっていけなくなり、スキー好きな人が喜ぶようなスキー場が残るのでしょう。
雑誌も同じだと思います。
「これが読みたかった」「買って読みたい」と思わせる内容のものは残るでしょうが、なんとなく時間つぶし的な内容のものは便利なインターネットに持っていかれるでしょう。
さて、このことは私の仕事、マッサージ業界にも言えることです。
昔は「温泉旅館の按摩さん」「年配者向け」「よくわからない」と思われていたのですが、クイックマッサージが現れ商業施設などに出店し、10分1000円のわかりやすい値段設定でこれまでマッサージに縁遠かった人を呼び込み、その後「癒しブーム」と続きました。
このブームに乗っているときは、需要が大きいので売り上げを取るのも簡単であったと思います。
しかし、(今はマッサージ店の数は増えていますが)、そのブームはかなり縮小したか終わったかのように思えます。
そうなると、「流行っているみたいだからなんとなくマッサージを受けてみよう」という人たちは減ります。そういう人たちを当て込んで商売をしているところはきっと厳しいと思います。
重ねてになりますが、そういうブームに乗っかることは決して悪いことではありません。ビジネスのコツでもあるでしょう。
ただ、ブームとは関係なく「本当にこれがやりたいんだ」ということをビジネスにする為には、本当に好きで来てくれるお客さんをターゲットとして、その方に満足してもらえるものを提供することが必要であると考えます。
雑誌とマッサージビジネスは全く同じ土俵では話せませんが、どちらも好きな人はたくさんいるし必要としている人もたくさんいます。
雑誌もマッサージも、形を変えつつ(=進歩しつつ)も、これからも愛する人に愛されるべき対象として残っていってほしいなと思ったのでした。
自分も残っていけるようにがんばります。
[3回]
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