私が受講したのは“Touching Essence: Esalen Massage and Essential Oils ”というワークショップ。エサレンマッサージと精油(アロマテラピー)との組み合わせです。
今回の講師はエレンとダニエラ。
ダニエラは私のエサレンマッサージ資格認定コースの先生で、他にも数回ワークショップに参加したことがあります。エレンとはお会いするのは初めてです。
実は今回参加するのに、エレンが講師であることに少しためらいがありました。
エレンのクラスはマッサージより踊ってばかりだという「噂」があったからです。
私はダンスは大の苦手。なので、マッサージのワークショップを受けに行ったのに苦手なダンスで時間を取られるのは嫌だなと思っていたのです。が、今回のエサレン訪問は4回目。何か新しいことに挑戦しようという気持ちもあり、(ダンスが多いと噂でも)エレンのクラスに参加することにしました。
結果としては大満足でした。
ダンス(ムーブメント)は通常のワークショップと同じくらいの時間でした。
マッサージの技術的なことはダニエラや助手のダフィネが担当し、エレンはもっと大きな(マッサージの枠を超えた)域を見ているような、その組み合わせがよかったです。
マッサージのワークショップに参加するというと、いろいろたくさんのテクニックを学ぶイメージがありますが、今回はそれを求めませんでした。
もちろん多くの新しいテクニックを学びたい気持ちはありますが、(過去に何度かワークショップを参加している自分としては)、エサレン研究所で受けるワークショップなら、新しいことを学ぶよりも、(以前に学んだことでも)忙しい毎日の中で忘れかけていることを思い出すことのほうが大切だと思うからです。
マッサージの技術ももちろん大切ですが、マッサージに対する心構えのほうがもっと大切だなと思うからこそ、自分にとっては有意義なワークショップでした。
(もし単にマッサージ技術だけを求めてきたのなら不満足になるかもしれませんね。)
ワークショップの初日に、印象的なワークがありました。
4人一組になって、一人は受ける人、後の三人で頭、右足、左足をマッサージします。
マッサージと言っても、頭の人は「その頭の重みを感じる」です。足はマッサージをするのですが「その人の足を探検するように触れてみる」です。
マッサージの経験者はどうしてもクセでいつものマッサージをしたくなります。
しかし、この場では、初心者の気持ちになって、その人の体を感じながら触れていきます。
そうすると、いつもとは違ったいろいろなことに気づきます。形、重さ、触感、自分の気持ち、受け手の気持ちなどなど。
(マッサージ店で受けるような)きちんとしたマッサージではないのですが、そんなふうに触れていると触れることの大切さを思い出してきますし、受けている時は意外とそれでも気持ちよくて満足がいくマッサージでした。
「マッサージは技術だけじゃない」
大切なことをクラスの最初に思い出させてくれました。
[5回]
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