忍者ブログ

【旧】てあてやブログ -アロマオイル整体&エサレンボディワーク

Home > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

年初 施術の旅

今年も年初に1週間の休みをいただき、旅に出てきました。

自営業なので自分で休みを勝手に取れるとはいえ、長期の休みはやはり心苦しくなります(し、懐も苦しくなります)。
休み期間中に、施術をご希望であった方にはご不便をおかけしてすみませんでした。


今回は、施術の旅でした。
訪問先でお客さんに施術をしたり、自分がお客さんとして施術を受けたり、練習会に参加したりでした。


その中で印象に残ったことを二つ書きたいと思います。

一つは、自分が受けたマッサージでの事。

ディープボディーワークという、深部へのアプローチを重視した、ゆっくりと深く圧をかけていく(と私が思った)テクニックを使っています。
「表層をなでるだけ」のようなマッサージではないので、痛いくらいの時もあるのですが、ゆっくりと息をしながらその痛みを感じていました。

場所によっては結構痛かったことを施術の後にお話したら、
「痛いからといって逃げるのではなく、その痛みと向き合い、耐え、受け入れることで、今までと違った変化が起こるかもしれない」とおっしゃいました。

確かに、施術の後で肉体的な変化を感じたし、体の奥でちぢこまっていたものが解放され気持ちも一緒に外に出て光を浴びたような気持ちになりました。
うまくは説明できませんが、「これはすごい」と思いました。

自分が普段してしているトリガーポイントも痛いくらいのときがあるのですが、ここまで「痛み」に対して重きを置いていませんでした。
「痛くてもガマンしてね」くらいの扱いでした。

痛みの必要性とはなんなのか?ということを考えさせられる施術でした。

誤解の無いようにしたいのですが、ここの施術は決して不快でも乱雑でもありませんし、ずっと痛いわけではなく基本的に心地よいものです。
私も、ただ闇雲に痛いものを望んでいるわけではありません。


ディープボディーワークは、私が去年習ってきたエサレン研究所で教えられています。
多くの方が、エサレンマッサージと組み合わせて行っているようです。

私はまだエサレンを習ったばかりで、これを習得するほうが先決なのですが、
早くその次のディープボディワークも知りたいと思いました。
施術の勉強には、なかなか終わりが無いようです。



そして印象に残ったことのもう一つが練習でのことです。

自分が習ってきたエサレンマッサージを、先輩に受けてもらいました。

自分はマッサージの経験もそれなりにあるので、実は内心「自分ってこんなにできるんですよ」みたいなお披露目のような、成り上がりの気持ちがありました。

で、実際に施術をしてみたのですが、どうも自分の中でエサレンマッサージをしている気持ちになれませんでした。どうやら先輩も同じ事を感じていたようです。

この練習では、新しく習った技を試してみたいというテクニック的なことばかりに気持ちがいって、エサレン本来の「アウェアネス(気づき)」や「コネクション(つながり)」が全くおろそかになっていました。
言わば、「心がこもっていない」施術だったのです。
全然ダメでした。


逆に、過去に何度か自分でも「うまくできた」と思える施術がありましたが、その時はアウェアネスやコネクションがしっかりできていて、海の中で波のリズムを感じながら演じているようでした。

今回の練習で、自分はエサレンマッサージで大切な基本中の基本がまだまだ習得できていないと実感しました。

まだまだ練習の余地は多そうです。

拍手[0回]

PR

新年の挨拶&寄付

新年明けましておめでとうございます。

この時期になると慣用句的に「おめでとうございます」と言う事もあるかもしれません。

無事に一年過ごせて新たな年を迎えられたことは本当におめでたいことだと、自営業を始めてからは実感するようになりました。

自分ひとりの力ではどうにもなりません。お客さんをはじめいろいろな方のお陰です。

本当にありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。




一年の計は元旦にあり。
今年も目標を立ててみました。

・僕が勉強しているアロマテラピー団体のインストラクター試験に合格する
(実は、不勉強のせいで2回落ちています T_T )

・去年一年かけて研修に出たエサレンマッサージを正式メニューに入れられるように技術を高める

・そして来冬にまたエサレン研究所に上級クラスを受けに行きたいので、それまでにもうちょっとましな英会話ができるくらいなる

・2010年は2009年と同じ額しか寄付ができなかったので、2011年はもう少し寄付できるような売り上げを目指す

・そして何より、お客さんに来ていただいて、喜んでもらえるに値する施術を提供し、毎日楽しく過ごせる一年間にすること

さて、実行できるでしょうか??




売上から寄付をしました。

実は正直を言って、今年(2010年)は寄付をするのをためらっていました。

それは研修などでたくさんお金を使ってしまったからです。

だけど、ウジウジどうしようか悩んでいるときに急に予約が続けて入ってきて、
「あ、これは神様がこの売上から寄付をしろと言っているんだ」と後押しされたような気分になりました。

毎年同じことをお伝えしておりますが、
これは売上から払っているので、私個人ではなく皆様からの寄付です。

ご協力いただきありがとうございます。

今年は、
国境なき医師団に 5万円
北九州ホームレス支援機構に 3万円
日本ユニセフに 2万円
です。




新年は1月7日(金)まで休業し、8日(土)より営業開始します。
1月10日(月・祝)は営業します。
よろしくお願いいたします。

拍手[0回]

エサレン研修記 その3

英語が聞き取れないです。

バリ(インドネシアの)と思ったら、bodyだった
ヨガだと思ったら、yogurtだった
U2だと思ったら、youtubeだった
ネコだと思ったら、nickelだった

こんなことの連続です。
もうあまりにも英語ができなくて、どんどん悲しくなっていきます。



授業は午前と午後にありますが、それ以外の時間のクラスにも自由に参加できるものがあります。


太極拳(気孔)、ヨガ、ダンスなどに出ましたが、一番印象に残ったのが「ディジュリドゥメディテーション」

オーストラリアの民族楽器のディジュリドゥ(ディジュ)とベルとシンギングボウルが奏でられるなか、温泉に浸かりながらみんなで瞑想をするというクラスです。
浴室にはマッサージベッドがあるのですが、この時間帯にマッサージをするのは人気があるようでみなさん早くから場所取りをしていました。

みなさん、ディジュの音色をご存知でしょうか。
地響きのような重量感のある音が出ます。

ディジュの波長で共鳴してか、浴槽の水面や瞑想している自分の指にまで振動が来ます。
まさしく神秘的な時間と空間でした。
これはなかなか貴重な経験でした。



敷地内にガゼボという保育園があります。
なかには裸で走り回る子もいて、本当に開放的です。

そういえば研究所のお風呂も男女混浴、更衣室も共用でまったく隠したりしません。
ここがヒッピーとかヌーディストの流れを汲むところだからか、これが一般的なのかどうかわかりませんが、ここではこれが自然に行われています。

日本人の女の子たちはちょっと困っていましたが、僕は意外と平気でした。



ゲシュタルト療法のクラスがありました。
ゲシュタルト療法は心理療法の一つで、「あるものも視点を変えると違う見方できる」といようなものです(違っていたらゴメンナサイ)。
一つの絵だけど、向き合う女性に見えたりグラスに見えたりするという「ルビンの杯」というのが有名でしょうか。

エサレン研究所の歴史は1960年頃から始まりますが、ゲシュタルト療法は初期の頃から行われていました。
私にとってはエサレン=マッサージという認識が強かったのですが、来てみると心理学的なもの東洋思想的なものを多く感じます。



合計28日間のエサレンマッサージ資格認定コースは終了しました。
今後、半年後までにレポートの提出です。

エサレンを受講して、また、エサレン研究所に来れて本当に良かったです。
ここで学ぶことで僕は本当にマッサージが好きだということを再確認できたし、マッサージの奥の深さも感じられました。

研修の最初は、「この研修の終わる頃・エサレン研修所に行けば、エサレンマッサージを習得できるだろう」と思っていましたが、実際には全然そんなことはなく、ようやくスタートラインに立てた気分です。

まだまだ自分がエサレンマッサージを名乗るほどの実力はないし自信もありませんが、怖がらずに実践していくしかありません。
再来年の1月にアドバンスクラスがあるのでそれに参加するつもりですが、それまでに修行しておくつもりであります。

2週間も休みを取ってお客様には申し訳なく思いますし、正直言って金銭的にも厳しいものもありますが、人生においてすごく良い経験ができましたし、本当に自分は幸せです。
この頂いた幸せはみなさんにもおすそ分けをしなくてはバチがあたる気がします。
この恵まれた環境をもらえたことに感謝します。




※※※エサレン研修記 終 ※※※

拍手[0回]

エサレン研修記 その2

※※※エサレン研修記 その2※※※



エサレン研究所内の温泉にはsilentという浴室があり、そこには浴槽とマッサージベッドがあります。
エバリュエーションというテストや練習はここの温泉で行いました。


大きな波の音や浴槽に流れ込む水の音は素晴らしいのBGMです。
適度な温度に適度な湿度、そしてガラス張りの窓の外には大きな太平洋。
まるで舞台で演じているような気分で世界に入り込んで施術してしまいました。
最高の環境です。


そして、ここでは浴槽に浸かりながら、マッサージを眺めていることもできます。
エサレンマッサージは見ていても美しく、じっと眺めていました。

健康ランドのあかすりコーナーとは違う世界観です。


欧米がそうなのかエサレン研究所がそうなのかは知りませんが、風呂場は混浴でみんな全裸で隠さずにいます。

外人とのマッサージ練習のときも、僕は一応授業で習ったようにきちんとドレーピング(タオル掛け)をしていたのですが、ここだとドレーピングしているほうが違和感があるような気がしてしまいます。

日本だとこんな場所はないですよね。



温泉のバルコニーにもマッサージベッドが並んでいます。
12月なので気温はそれほど高くないのですが、陽射しにあたっていると裸でも意外と平気です。

一度だけここで練習する機会が取れました。

目の前には太平洋、大きな波の音、心地よい陽射し。
こんなところでマッサージができて本当に幸せです。
エサレンで学んだ人が海の近くにサロンを構えるのが多いのですが、それもわかる気がします。


ここにきて自分はマッサージが好きだと再確認しました。
授業時間以外の練習もたのしくて仕方ありません。

できることなら、日本のお客さんにもここの環境でエサレンマッサージを受けてもらいたいです。
本当に感動的です。



エサレン研究所内では、授業とは別に有料でエサレンマッサージを受けることができます。
(エサレンマッサージ以外にも、クラニオセイクラルやロルフィングやフェルデンクライスなどもあります)
僕は時間の関係でここでは二人しか受けられませんでしたが、二人とも格別に「味のある」マッサージでした。
僕がピアノで片手でドレミの歌を弾けるぐらいだとしたら、ここのマッサージクルーは感動的にショパンの革命のエチュードを弾くような感じです。
気分は小泉今日子。
(あくまでも僕の個人的感想です)


マッサージ台の上で、自分が弄ばれている気分になれます。
おっさんの自分が言うのものなんですが、受けていてうっとりしてきてしまいます。
自分もうっとりさせるようなマッサージができるようになりたいです。


拍手[0回]

エサレン研修記 その1

※※※エサレン研修記 その1※※※

サンフランシスコからチャーターバスで3時間ほど南下したビッグサーという街にあるエサレン研究所に行ってきました。
(最寄の大きな街はモントレーになります)


エサレンマッサージ資格認定コースは、基本的には1ヶ月間の合宿コースです。
僕達は日本で募集された団体なので、日本人だけのグループで、その1ヶ月分を3パートに分けて、最後のパートだけエサレンで受講しています。


この現地募集の合宿コースの参加者は、マッサージを仕事にしたいという人ばかりではないようです。
リトリート(日常から離れ自分を見つめなおすこと、みたいな意味かな?)のためにこの地を訪れて参加している人も多いようです。


温泉でお話した消防員をしていた50歳くらいの男性は、早期リタイアをしてやってきたそうです。
詳しいことはわかりませんが、日本だったら子供にお金もかかるし、老後のこともあるし、この年で引退なんて考えられないでしょう。
今後どうやって生活していくのか不安に思うのと同時に、そういうことができることをすごくうらやましく思います。


日本人グループでは男性は僕一人なので、個人参加の他の男性と相部屋です。
2段ベッドの4人部屋。
一人は、治療家でクラニオセイクラルに参加。
もう一人も同じくクラニオに参加で、ハワイでマッサージを教えていたという人です。
僕のつたない英語にも嫌な顔をせずにつきあってくれて助かっています。



僕はエサレンマッサージを学びに来ていますが、エサレン研究所はマッサージだけではなく「人間の可能性を追求しよう」という目的の元、心理的なワークショップなどが多くあります。
マッサージも治療的ではなく「今の自分の体の状態を確かめ、本来の動きを思い出そう」みたいな要素を強く感じます(これが正しい定義ではありません)。


エサレン研究所は海に面していて、大きな波の音が聞こえます。
硫黄臭のする温泉が湧いていて、海に面した露天風呂があります。
携帯電話がつながらないほどの田舎で、夜は満天の星空です。



参加者はほとんどが白人なのですが、みなさんはぬるめのお風呂が好きなようで長く浸かっています。
お風呂はquietと silentの二部屋に分かれていて、silentの浴室にはマッサージベッドが置いてあり、そこで有料マッサージを受けることもできます。
quietの浴室には露天風呂があり、日中は海、夜は満天の星空が見られ感動的です。



エサレン研究所から見える景色は、晴れの日も雨の日も霧の日も、朝陽も夕焼けも、いつもでも幻想的な良さがあります。

そして、星空は本当にきれいに見えます。
露天の温泉に浸かりながら見る満天の星空は格別です。
今まで見た中で一番きれいな星空はオーストラリアのエアーズロックだと思っていましたが、それと同じくらいです。

けどここに来て「ここが一番だ」という必要はないと思いました。
ここはすごくきれいだけど、きっと他では他のきれいさがある。
SMAPの「世界に一つだけの花」じゃないけど、ここにはここだけの良さがあるんだなと感じました。


拍手[0回]

プロフィール

HN:
てあてや
HP:
性別:
男性

カテゴリー

最新記事

(01/01)
(05/26)
(04/27)
(04/14)
(04/10)
(03/28)
(03/25)
(03/23)
(03/18)
(03/16)
(03/14)
(03/09)
(03/04)
(02/29)
(02/28)
(02/27)
(02/27)
(02/20)
(02/20)
(02/19)
(02/18)
(02/17)
(02/16)
(02/15)
(02/15)

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

アーカイブ

ブログ内検索

次に読みたい本・気になっているもの




カウンター