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塩狩峠

「塩狩峠」(三浦綾子:著)を読みました。

クリスチャンである青年の信仰と恋愛のお話です。
この小説はもう何度も読み返していますが、その度に感動して最後は泣いてしまいます。


文中にこんな新約聖書の一節がでてきます。

「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、
もし死なば、多くの果を結ぶべし」

(現代語訳:
一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
だが、死ねば、多くの実を結ぶ。)


たぶんこれは、キリストが十字架に掛けられた時のことだと思うのですが(違っていたらゴメンナサイ)、
このように死について覚悟ができている人がどれだけいるでしょうか。

人はいつかは死ぬものですが、死は単なる終わりではありません。
死んだ後もその人の意思が行き続けることは多々あります。

自分の死がいつか訪れた時、
「自分が種となって、いつか芽が出て多くの実を結んで欲しい」と思えるでしょうか。

自分は立派な人間では全くありませんが、そう思える人生にできたら幸せです。
(けど、難しいだろうなぁ)


I am telling you the truth:
A grain of wheat remains no more than a single grain until it is dropped into the ground and dies.
If it does die, then it produces many grains.



泣くといえば、大阪で観た劇団四季のWickedでも泣いちゃいました。
ああ、もう一度泣きたいです。

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